瞑想Hack

32歳で国家公務員をやめて自由になったパオが、”瞑想ライフハック”を実践するブログ

【食事編】ヴィパッサナー瞑想センター(京都)10日間コース参加レポート

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ヴィパッサナー瞑想センター(京都ダンマバーヌ)で行われる10日間の瞑想合宿に行ってきました。シリーズでお届けする参加レポート第3弾は、【食事編】。合宿中に出された食事もまた、印象的なものでした。

 

 

 

 

 

 

はじめに

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ヴィパッサナー瞑想センター(京都)にあるダイニングの外観(筆者撮影、以下同じ)


京都と千葉の山奥にある「ヴィパッサナー瞑想センター」。

 

 

ここは、本格的な「ヴィパッサナー瞑想」を体験できる、日本でも数少ない施設です。

 

 

瞑想実践者にとってはいわずと知れた存在。人生で一度は行ってみたいところです。

 

 

そして、ついに私も、行ってきました!

 

 

「10日間コース」に申し込み、2019年5月8日〜19日まで、泊まり込みでがっつり瞑想してきました。

 

 

とても濃密な体験でした。

 

 

一つのエントリではとても語りつくせないので、参加レポートをシリーズでお届けしたいと思います。

 

 

今回は、【食事編】です。

 

 

10日間という長い共同生活。どんな食事が出されるのか、気になるところです。

 

 

ちなみに、コース中、参加者は敷地の外に出ることはできず、外から食べもの・飲み物を持ち込むことはできません。

 

 

食堂で、決められた食事を、決められた時間に食べることになります。

 

 

 

セルフサービス

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ダイニングにあるカウンター

 

食事は1日2回、朝食と昼食のみです。これに加えて、夕方にティータイムがあります。

 

 

食事の時間になると、こちらのカウンターに料理が用意されます。

 

 

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トレイ、食器類


 

このように、トレイや食器が用意されており、各自が自分で使う分を取っていく、セルフサービスのスタイルです。

 

 

コース中は、他の参加者とのコミュニケーションは一切禁止なので、席に座ったら一人でもくもくと食べる感じです。

 

 

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食器を洗う場所

 

食べ終わったら、各自が使った食器を自分で洗い、もとの場所にしまいます。

 

 

 

ベジタリアンメニュー

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女性用ダイニングの様子

 

全て、ベジタリアンメニューです。

 

 

10日間コース中、参加者が真剣に瞑想修行に取り組んでいる間は、規律を守らなければなりません。

 

 

これは伝統的な仏教の戒律と同じものなのですが、この中に、「生き物を殺してはならない」というのがあります。

 

 

ですから、肉や魚は食べてはいけません。

 

 

コース中に出てきた動物性食品は、牛乳とバターだけだったと思います。

 

 

基本、ご飯類と、おかず1〜2品だけで、品数は多くはありません。

 

 

朝食(6:30)

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男性用ダイニングの様子

 

メニュー

 主食: 玄米、白米、おかゆ、パン

 汁物: 味噌汁、野菜スープ、豆のスープなど

 おかず:サラダ、海藻など

 

 

基本的に、こんな感じのシンプルなメニューのくり返しです。

 

 

ご飯は、毎回、玄米か白米を選ぶことができます。

 

 

せっかくの機会だからと、玄米を食べている人が多かったです。

 

 

加えて、おかゆが用意されているときもありました。

 

 

ご飯の付け合わせに、梅干し(非常にしょっぱい)、味噌、ごま、塩なども用意されていました。

 

 

パンは、ライ麦パン(?)のような酸味のある良質なものでした。

 

 

トーストで焼き、さらにバター、ジャム、ごまペーストなどをつけることができました。

  


汁物は、薄味でシンプル。ダシもおそらく、カツオなどの動物性食品は使わず、キノコや昆布だったと思います。

 

 

おかずは、ある時とない時がありました。

 

 

おからとひじきのオーブン焼きなど、ちょっと気の利いた1品があるときもありました。

 

 

前の日の残りものが出ているときもありました。

 

 

 

昼食(11:00)

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食堂内の様子(窓のある席)

 

メニュー 

 主食 :玄米、白米、麺など 

 おかず:野菜炒め、おでん、八宝菜、ビビンバ、カレーなど

 副菜 :サラダ、豆乳スープなど

 

 

基本、主食は玄米か白米で、それにおかずが1〜2品の定食といった感じでした。

 

 

たまに、麺類のときもありました。けんちんうどんのようなものや、トマトソースのパスタのときもありました。

 

 

材料のほとんどは、野菜、芋類、豆類、キノコ類、海藻類です。

 

 

八宝菜、ビビンバといっても、お肉は入っていません。ただ、コチュジャンなど調味料に工夫がなされていました。

 

 

サラダがあるときもありました。レタスや水菜や春雨を使ったサラダです。

 

 

オリーブオイル、ビネガー、塩などが常備されているので、それらをかけます。

 

 

この昼食の時間が、1日の中で一番のごちそうでした。

 

 

個人的には、うどん、パスタ、カレーなどが出たときは、少しテンションが上がりました。

 

 

ティータイム(17:00)

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食堂内の掲示物

 

 メニュー

 フルーツ:りんご、オレンジ、バナナ

 飲み物 :紅茶、ほうじ茶、コーヒー、牛乳、豆乳 

 
 

コース中の規律により、午後は食べ物をとってはいけないことになっています。

 

 

ただ、初めての参加者(「新しい生徒」と呼ばれます)は、これではさすがにキツイということで、このティータイムのときにフルーツを食べることができます。

 

 

フルーツは、りんご、オレンジ、バナナのうち、毎回2種類が出されました。

 

 

バナナは多少腹持ちがいいので、空腹をしのぐことができ、助かりました。

 

 

飲み物は、ティーバックの紅茶、温かいほうじ茶、粉末コーヒー、牛乳、豆乳などが用意されていました。

 

 

砂糖、レモン汁、シロップ、すりおろし生姜などもあり、ドリンクを好きなようにアレンジできます。

 

 

これだけでは空腹が満たされず大変かと思うかもしれませんが、だんだん慣れてきます。

 

 

ただ、コースの初日(到着日)だけは、夕方、おそばの提供がありました。

 

 

 

至福の時間

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キッチン入り口付近の様子

 

コース中の生活は、なかなか厳しいものです。

 

 

朝4時起きで、1日10時間の瞑想。寝室は雑魚寝で、プライベート空間のない集団生活。

 

 

しかも、インターネットの使用はもちろん、他の参加者とのコミュニケーション、読書や運動でさえも禁止されています。

 

 

瞑想中は、ひたすら自分との戦いです。なかなかうまく瞑想できなくて、苦しいときもあります。

 

 

そんな生活の中にあって、食事の時間は、控えめにいっても至福の時間でした。

 

 

メニューは全体的に薄味ですし、品数も少なく、普通のレストランで食べたとしたら、特に記憶に残るようなものではなかったはずです(でも良い素材を使ったちゃんとした手作りの自然食です)。

 

 

ただ、それでも、この特殊な環境下で食べると、本当に美味しく感じました。常に空腹だったということもあります。

 

 

また、食事も含めコースへの参加費が無料(正確には寄付制)だということが、「食事をありがたく頂いている」という意識を生んでいたことも、関係しているかもしれません。

 

 

食事の時間になると、参加者のみなさんは急いで食堂に向かい、夢中になって食べていました。

 

 

食事をとる機会は1日に2回しかなく、それ以外の時間は何も食べることができないので、この機会を逃すまいと、みなさん必死です。

 

 

人間の、食べものに対する執着は、根深いものがありますねw

 


とりわけ、朝食時に食べる、バター&ジャムをたっぷり塗った焼きたてのドイツパンは、本当に美味しく、大人気でした。

 

 

みなさんがこぞってオーブントースターを使うために、一度電気のブレーカーが落ちたくらいですw

 

 

 

食べすぎに注意

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敷地内の様子

 

1日2回の食事で、全てベジタリアンメニューとなると、どうしてもカロリー不足を感じます。

 

 

ですから、あとでお腹が空かないよう、1回の食事でできるだけたくさん食べよう!と誰もが考えます。

 

 

でも、これが落とし穴

 

 

私も、最初の1〜2日は、ご飯やパンをたくさんおかわりしていましたが、そのあとの瞑想中、決まって強い眠気がおそってきました。

 

 

満腹の状態だと、眠気との戦いになり、瞑想どころではなくなります。

 

 

これに懲りて、3日目くらいから食事の量を減らしたところ、瞑想の質も徐々に上がっていきました。

 

 

食事の量は、普段の半分くらいでちょうど良いです。

 

 

慣れてくると、少しの量でも、十分満足できるようになります。

 

 

なにせ、日中していることといえば、瞑想と散歩くらいのものです。

 

 

心身ともにどんどん静かで落ち着いた状態になりますから、余分なカロリー摂取は必要なくなります。

 

 

 

おわりに

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センターの入り口にある看板 

 

10日間こんなメニューを食べ続けたあと、体調はとても良くなったと感じました。

 

 

胃腸が元気になり、身体が軽くなったような感じです。

 

 

終了後、家で体重を測ってみたら、体重減は2kgでした。

 

 

食事の内容を考えると、もっと体重が減ってもおかしくないと思いましたが、これには個人差があると思います。

 


こんな禁欲生活のあとですから、コースが終わったら、ステーキやらお寿司やらが食べたくなるかと思いきや、不思議とそんな気持ちにはなりませんでした(これも個人差あると思います)。

 

 

結局帰ってから、肉や魚を取り入れつつも、野菜中心の食事を続けています。

 

 

参考になれば嬉しいです。

 

 

※写真の撮影・掲載については、事前に許可を得ています。

パオ