瞑想Hack

32歳で国家公務員をやめて自由になったパオが、”瞑想ライフハック”を実践するブログ

データから読み解く、日本人の宗教観とは?

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あなたは何らかの宗教を信じますか?「あの世」ってあると思いますか?文化庁がまとめたある調査結果から、日本人の宗教観がどのようなものであるのかについて、考えてみました。

 

 

 

 

 

はじめに

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普段はあまり意識しないけれど、人生で避けては通れないのが、「宗教」の話。

 

 

みなさんは、宗教や信仰について、どんな考え方をお持ちでしょうか?

 

 

日本人がどんな宗教観を持っているのかがわかる、興味深い調査がありました。

 

 

文化庁が公表している「宗教関連統計に関する資料集」(平成27年)です。

 

 

あなたは宗教を信じますか?

 

 

統計数理研究所が行なった調査です。

 

 

「あなたは、何か信仰とか信心を持っていますか?」という質問に対し、「持っている、信じている」、あるいは「持っていない、信じていない、関心がない」で回答するもの。

 

 

この調査を昭和30年代から、現在まで行なっており、その推移を見るものです。

  

 

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「宗教を信じている」人の割合は、昔からたいして変化していません

 

 

「昔の人は信心深かった」なんてイメージを抱きがちですが、 それは事実ではなさそうです。 

 

 

続いて、同じ調査を、男女別・世代別で見たものがこれです。

 

 

 

 

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男女別では、大きな差はありません。

 

 

年齢が上がるにつれ、「信じている」割合が高くなっています。

 

 

年齢が上がるにつれ、家族や友人との死別や病気などに接し、宗教的な心をもつきっかけが増えるのかもしれません。

 

 

宗教心は大切だと思いますか?

続いて、「宗教的な心というものは、大切だと思いますか?」という質問。

 

 

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この質問では、先の質問とはうってかわって、「大切だ」と回答した人の割合が66%を占めています。

 

 

「宗教を信じる」と答えたのは3割程度なのに、対し、「宗教心は大切」と答えたのは6割。

 

 

これは、どのように考えればいいのでしょうか?

 

 

「宗教を信じる」というのは、個人的な信仰を持っているということですね。

 

 

神様、仏様、その他信仰の対象というものを持っていて、程度の差はあれ、日常的にそれを意識して暮らしているということです。

 

 

それに対して、「宗教的な心を持っている」というのは、もう少し社会的なものであるという気がします。

 

 

「宗教的な心」の定義が明示されていないので、人によって解釈に幅は出てきてしまいますが、

 

 

先祖をしっかり敬おう、知人のお葬式にはちゃんと出席しよう、法事には参加しよう

 

 

といった規範に近いイメージなのだと思います。

 

 

日本人の場合は、個人的には明確な信仰は持っていないけれども、社会のルールとして、宗教心は持っているというタイプの人が、多数派なのだろうと思います。

 

 

「あの世」を信じますか?

 

 

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「あの世を信じますか?」という質問に対する回答結果です。

 

 

「信じる」と回答したのは、男性で3割、女性で5割と、男女間で大きく開きがあります。

 

 

今までの質問では、どれも男女間で大きな差はなかったので、印象的ですね。

 

 

世代別に見ると、20代〜50代では、5割弱で大差ありませんが、60代以上になると、3割台に低下しています。

 

 

信仰や宗教心は、年齢が上がるごとに強くなる傾向にありましたが、「あの世」となると、低くなるのも不思議です。

 

 

 

人を救えるのは科学ですか、宗教ですか?

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これも面白い質問ですね。

 

 

人を救えるのは科学か、宗教か?という質問。

 

 

正確には、質問の記述は以下の通り。

 

 

①宗教否定:宗教というものは,人間を救うことはできない。人間を救うことのできるのは科学の進歩以外にはない

 

②宗教科学協力:人間の救いには科学の進歩と宗教の力とが、たすけあってゆくことが必要である


③宗教のみ:科学の進歩と人間の救いとは関係がない。人間を救うことができるのはただ宗教の力だけである


④両方否定:科学が進歩しても,宗教の力でも,人間は救われるものではない 

 

 

みなさんは、どの考え方が、自分の感覚と一番近いでしょうか?

 

 

割合として一番多かったのは、②の宗教科学協力ですね。

 

 

身近な人や自分自身に、大きな病気や死というものが迫ってきた場合に、多くの人は医療を頼ったりしますが、それでも難しいとき、神様、仏様も頼りますよね。

 

 

両方必要だという感覚は、私は共感できます。

 

 

意外に多いなと思ったのは、④両方否定です。32%もいるのはちょっと驚きでした。

 

 

③「宗教のみ」とした割合は、3%と少ないですね。

 

 

おわりに

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こうしてみると、日本人の宗教観、信仰心の強さや、神仏との距離というのは、質問の仕方によって大きく異なっていることがわかります。

 

 

それだけ、日本人の宗教についての考え方は、曖昧なところがあるのでしょう。

 

 

今回のエントリ、文化庁の宗教関連統計に関する資料集(平成27年)からご紹介してみました。

 

 

引用したデータは、統計数理研究所の「日本人の国民性調査」が元になっています。

 

 

興味のある方は、ぜひ見てみてください。

 

 

パオ