瞑想Hack

32歳で国家公務員をやめて自由になったパオが、”瞑想ライフハック”を実践するブログ

自分が5分後に死ぬとしたら

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「自分が5分後に死ぬとしたら」スリランカのお坊さん、スマナサーラ長老による思考実験です。ここに、「時間」にとらわれないで楽に生きるためのヒントが隠されていました。

 

 

 

 

 

 

はじめに

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あなたの寿命が、あと5分しかないとわかったら、あなたはどうしますか?

 

 

いきなり変な問いかけで、すみません。

 

 

これ、スリランカ出身のお坊さん、スマナサーラ長老によるお話です。

 

 

私が5分後に死ぬとしたら。

 

 

これを冗談ではなく、真剣に考えてみる。いわば思考実験です。

 

 

すると、私たちが普段、いかに「時間」という概念にしばられているかがわかってくるのだそうです。

 

 

「時間」にとらわれて生きていることに気がつけば、「時間」から自由になり、もっと楽に生きられる

 

 

どういうことか、スマナサーラ長老の本を参考にしながら、考えてみたいと思います。

 

 

私が5分後に死ぬとしたら

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私の寿命があと5分しかないとわかったら。

 

 

まあイヤですよねw

 

 

動揺して、パニック状態になるか、失神してしまうか。。

 

 

その事実を受け入れられないかもしれません。

 

 

あなただったら、どのような反応をしますか?

 

 

スマナサーラ長老によると、

 

 

自分があと5分後に死ぬとわかっても、まったく動じない人というのがいるそうです。

 

 

「あなたは、5分後に死にますよ」といわれても、「ふ〜ん。5分で死ぬのですか」という感じなのです。極めて理性的な人たちです。 冷静になって、理性的に考えるのならば、5分後に死ぬといわれて、困ることはひとつもないです。

 

だって、 もう残りの人生が5分しかないのだから、 何か心配したところで、仕方がないじゃないですか。じたばたしなくても、5分くらいならあっという間に過ぎますよ。

 

 

例えば、 普段なら、
「あと、500万円くらい貯金があればなあ。1000万円くらい貯まればなあ」
などと考えているかもしれませんが、あと5分で死ぬなら、そんなことを考えても無駄です。

また、
「毎月年金を納めているけれども、果たして受給年齢に達したときに、きちんと支給されるのかしら・・・」
などという心配も無用です。 すぐに死にますから。そんなことを考えても、意味がないのです。

 

 

それ以外にも、 消費税が上がったらどうしよう、北朝鮮からミサイルが飛んできたらどうしようなどという杞憂とも無縁です。あと、5分で死にますから。

 

 

5分後に死ぬと分かれば、仕事も、家族も、シワがあることも、貯金がないことも、ダイエットの心配もなくなります。極限までハッピーな気持ちになるのです。

 

 

好きな人、 嫌いな人、面倒くさい人間関係も、もう全く関係ありません。あと5分しか生きられないなら、人間関係に悩んでも、どうしようもないでしょう?

 

 

ですから、私たちは、あと5分後に死ぬと聞いた時点で、言葉で言い表せない自由、 安らぎ、 解放感を覚えるのです

引用元:「『忙しい』を捨てる 時間にとらわれない生き方」アルボムッレ・スマナサーラ著、角川新書、2016年。以下同じ。

 

 

この長老の話、みなさんはどのようにとらえますか?

 

 

突拍子もない話をしているように見えるかもしれません。

 

 

あるいは、「そんなこといったって、現に人生は、あと何十年もあるじゃないか。そんな思考実験で、お金とか人間関係の悩みは消えないよ」とかって思うかもしれません。

 

 

いろいろ反応はあるかと思いますが、私個人的には、長老のこのお話、「目からウロコ」でした。

 

 

5分後に死ぬとしたら、もう、何をしても、悩んでも意味がないです。

 

 

それに気がつくと、今自分が抱えているいろいろな悩みが、フッと消えてなくなるような感覚があります。

 

 

一生懸命毎日を生きている以上、お金、人間関係、健康の悩みはつきないです。

 

 

それを解決しようと思って、どれだけ頑張っても、新しい悩みは次々と生まれます。

 

 

どうやっても、悩みを消すことなんかできません。

 

 

でもこの思考実験をすると、その瞬間だけ、フッと悩みが消えます。

 

 

 

私が1万年後に死ぬとしたら

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長老は続けます。

 

 

反対に、自分の寿命があと1万年あるとわかったら、どうしますか?と問います。

 

 

反対に、もし皆さんが、「あなたは、1万年後に死にますよ」と言われたらどうでしょうか?

 

 

1万年分の生活設計をしなくてはなりませんね。40年もすれば壊れてしまう家に住むわけにはいきません。大理石などの石を使用して、建築をしなければもたないでしょうね。そして、それには莫大なお金が必要です。

 

 

健康管理にも、細心の注意を払わなければならなくなります。もし足の骨を折って、 後遺症が残ったら、1万年間その古傷と共に生きなければならない羽目になります。

 

もし、 不幸にも失明をするような事故にあったらどうしましょう。1万年間、盲人として苦労しながら生活をしなければならないのです。ですから、目の健康は何としてでも守らねばなりませんね。

 

(中略)

 

長生きほど、退屈なものはないのです。どんなに好きな映画でも、100回見たらもうたくさん、という気分になるでしょう?

 

いくら好きな音楽でも、100年間すら聞き続けることなどできないでしょう?

 

100年、200年生きるのだって退屈でしょうがないのに、1万年生きるとなったら、これはもう拷問ですよ。

 

 

 

これはよくわかります。共感いただける方も多いのではないでしょうか。

 

 

あなたはあと1万年も生きることができる。

 

 

仮にそれが本当だとすれば、はじめは「ラッキー!」みたいな思いが湧いてくるかもしれません。

 

 

でも冷静になってみると、どうやって1万年も生きていけばいいのだろう。。

 

 

お金のやりくり、健康の維持、人間関係の悩みなどが、ドカっと1万年分、重くのしかかってきます。

 

 

「時間」は妄想

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長老のお話。

 

 

あと5分で死ぬとか、1万年も生きるとか、現実離れしています。

 

 

くだらない思考のお遊びだと思う方もいるかもしれません。

 

 

でも、私が思うに、長老は私たちに、重要なことを伝えてくださっています。

 

 

「時間」は妄想であるということです。

 

 

そして、「時間」という妄想が、いかに私たちの人生を窮屈にさせているかということです。

 

 

もともと、自然界に「時間」という概念はありません。

 

 

あくまで、「時間」という概念は、人間が作ったもの。

 

 

人間が「時間」という概念を通じて世の中を理解し、社会を成り立たせてきました。

 

 

「時間」という概念は、人間社会、少なくとも近代社会においては不可欠なものですから、それが悪いというわけではありません。

 

 

でも、良かれと思って作った「時間」が、逆に私たちを不自由にしている面があることは確かです。

 

 

あと5分しか生きられないという仮定。私たちの残り「時間」を極限まで短くすることで、私たちを「時間」から解放してくれます。

 

 

逆に、あと1万年も生きなければいけないという仮定。これは、私たちの残り「時間」を極限まで長くすることで、「時間」へのとわられを一層重くしているのです。

 

 

人生は瞬間、瞬間が本番

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この思考実験から導き出される長老の教え。

 

 

それは、人生は、瞬間瞬間が本番だということです。

 

 

自分の人生が、あと残り5分だと思えば、その5分、本気で生きようとしますよね。

 

 

その瞬間瞬間を本気で生きることができれば、「時間」にとらわれなくなります。

 

 

過去や未来にもとらわれなくなりますし、「時間」は虚構にすぎないということに気づきます。

 

 

長老は、「時間」があると思っているから、怠け心が生まれるとおっしゃいます。

 

 

今日やらなきゃいけないことも、明日でいいやと思ってしまう。

 

 

でも、今日すべき仕事というのは、決して明日することはできないのですね。

 

 

明日には、明日の仕事があります。

 

 

今日という日を無駄に過ごしたら、それを取り返すことはできない。

 

 

過ぎ去った瞬間は、永久に戻ってこないということですね。

 

 

 

おわりに

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スマナサーラ長老は、スリランカ出身の仏教のお坊さんです。

 

 

40年近く前に国費留学生として来日し、長い間、日本で仏教の伝道や瞑想の指導をされています。

 

 

この分野では、大変に有名な方です。

 

 

教えの中身は、もちろん仏教です。

 

 

「時間」は妄想だ!なんていうと、一般の方にはちょっと極端に聞こえるかもしれません。

 

 

でも、そこをちょっと読みかえてみると、「人生は瞬間瞬間が勝負」ということ。

 

 

これは、かなり重要な視点です。

 

 

仏教徒でなくても、「時間に追われている」ビジネスマンや、「時間に追われている」主婦・主夫にとっても、とても参考になる考え方だと思います。

 


その瞬間瞬間、やるべきことをやっていれば、「時間に追われている」なんて感覚は生じませんし、過去や未来にとらわれることもなります。

 

 

私も、肝に命じたいところです。

 

 

なお、今回参考にしたこちらのご著書、「時間」にとらわれない生き方のエッセンスが詰まっていて、おすすめです。

 

 

「目からウロコ」の内容ですが、文章はわかりやすく、サクッと1時間くらいで読める良書となっています。

 

 

 

「忙しい」を捨てる 時間にとらわれない生き方 (角川新書)

「忙しい」を捨てる 時間にとらわれない生き方 (角川新書)

 

 

 

パオ