瞑想Hack

32歳で国家公務員をやめて自由になったパオが、”瞑想ライフハック”を実践するブログ

仏教を学びたい!どんな本から読めばいいの?

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仏教をちょっと学んでみたい。でも、どんな本から読めばいいの?そんな疑問に対する答えを、考えてみました。

 

 

 

 

 

仏教に興味をもったら

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仏教に興味をもつ人、最近は、年齢や性別を問わず、増えている印象ですね。

 

 

きっかけは、人それぞれ。

 

 

☑️なんとなく生きづらさを感じて

☑️中二病をこじらせて

☑️つらい出来事をきっかけに

☑️親や友だちの影響で

☑️知識欲から

 


私も、そのうちのひとりです。

 

 

私の場合は、「中二病をこじらせて」ですねw

 

 

10代、20代の頃は、夢中になって仏教書をたくさん読みました。

 

仏教は色とりどり

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でも、ちょっと、落ち着いて考えてみましょう。

 

 

「仏教」と一口にいっても、中身はいろいろです。

 

 

仏教関連の著作で有名な魚川祐司さんの文章を引用します。

 

 

単に広い地域と長い歴史にわたって存続してきたというだけではなくて、その内に驚くべき思想的な多様性を含むのも仏教の特徴だ。

 

例えば日本の現存する宗派についてざっと考えてみるだけでも、 そこには禅あり浄土あり真言あり法華ありと、奉ずる教典も語る教説も行う実践も異なる様々なセクトが並び立っている。

 

 

現状の仏教の多様性は驚くほどのものであり、 その中には互いに矛盾する思想や実践も、多く包含されている。

 

ゆえに、 そのうちのどれが「正しい仏教」であり、どれが「本当の仏教」なのかということが、仏教者の間でしばしば問題として論じられることがある。

 

だが、私としては、(中略)それらのうちのもあるものが「正しく」て、あるものは「間違っている」と、決めつける必要はないと思う。

引用元:仏教思想のゼロポイント(魚川祐司著、新潮社、2015年)

 

 

仏教思想のゼロポイント―「悟り」とは何か―

仏教思想のゼロポイント―「悟り」とは何か―

 

 


魚川さんのこの考えは、とても参考になります。

 

 

本屋に並んでいる仏教書を読み進めていっても、本によって、言っていることがまるで違ったりします。

 

 

 

 ・煩悩が消えると悟りが開ける
 ・いや悟りはなかなか開けるものじゃない
 ・数億回輪廻しないと悟りなんて開けない

 ・いや実は煩悩イコール悟りである
 ・実はもうあなたはすでに悟っている

 ・輪廻はある
 ・輪廻はあるが輪廻する主体はない
 ・いやいや輪廻そのものがない

 ・私は存在する
 ・いや私は実は存在しない
 ・いやいや私は存在するのでもなければ存在しないのでもない

 

 

などなど。。

 

 

私、仏教書を読んできて、こんな文章をいっぱい見てきました。

 

 

正直、???ですね。

 


矛盾の上に矛盾が重なり、もうムチャクチャ

 

 

こういったものが、同じ「仏教」というくくりの中で堂々と語られているのだから、不思議です。

 

 

下手に仏教に手を出すと、こういう難解な抽象論に巻き込まれます

 

 

迷子になってしまいますので、要注意です。

 

 

仏教の歴史をざっくりマッピング

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では、どうすればいいの?

 

 

私の答えは、「歴史」を学ぶことです。

 

 

仏教の教理とか哲学から入るのではなく、歴史から学んでみることです。

 

 

仏教哲学から入ると、たとえば輪廻ひとつとっても、あるとかないとか、本によって主張はさまざまなので、厄介です。

 

 

でも仏教史であれば、本によって、歴史の解釈はそんなに大きくずれてはいません(一部の宗教団体が発行しているような歴史書は別ですが)

 

 

歴史には、一応定説とされているものがあるからですね。

 

 

とりあえず、私がオススメする仏教史の本は、これです。

 

  

わかる仏教史 (角川ソフィア文庫)

わかる仏教史 (角川ソフィア文庫)

 

 

 

インド哲学が専門の哲学者、宮元啓一さんの「わかる仏教史」です。

 

 

仏教が誕生してから、2500年間の歴史。

 

 

その系譜を、サクッと流れで読めます

 

 

 仏教の誕生
 初期仏教
 大乗仏教
 密教
 上座部仏教
 中国の仏教
 日本の仏教

 

 

ざっくりこんな感じで、それぞれの仏教が、どんな性質のものなのか、どんな風に枝分かれして今に至っているのか、把握することができます。

 

 

まあ専門用語は多いので、すごく平易というわけではありませんが。。

 

 

仏教の全体像を、頭の中でマッピングできます。

 

 

魚川さんが指摘するように、どの考え方が正しいとか、本当の仏教はどれだとか、そういう考えは、あまり持たない方がいいと思います。

 

 

どの仏教であっても、歴史上に実際に存在した、ある意味「本当の仏教」ですからね。

 

全体像を把握しないことのリスク

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仏教は、宗教です。

 

 

日本に、仏教系の宗教組織は、無数にあります。

 

 

地域のお寺といったような伝統仏教のくくりの組織もありますし、

 

 

明治以降に誕生した、仏教系の新興宗教もたくさんあります。

 

 

これらの大部分は、しっかり社会に根付き、地域に貢献されていると思います。

 

 

でもごくごく一部、偏った考えをもち、社会とうまく折り合っていないものがあるのも事実。

 

 

仏教を学んでみようと思って、たまたま本屋で最初に手にとった本が、怪しいものだったらどうしましょう

 

 

そのままその世界に引き込まれ、人生が変わってしまうこともあります。

 

 

その人がそれで幸せであれば良いですが、そうでなければ、悲劇ですね。

 

 

深入りしないよう、注意が必要です。

 

 

そのために、まず、仏教の歴史をおさらいしてみる。

 

 

全体像を、ざっくり把握してみるというのをスタート地点にすると、良いと思います。

 

 

ちなみに、仏教史をより本格的に学ぶなら、もっと中〜上級者向けの本として、こちらもオススメです。

 

 

インド・中国・日本 仏教通史

インド・中国・日本 仏教通史

 

 

 

平川彰先生は、仏教学者の中では大御所です。

 

 

これはなかなか読み切るのに骨が折れましたが、知識のベースにはなりました。

 

 

仏教をこれから勉強してみたいという方、参考にしていただけたら嬉しいです。

 

 

パオ